kino 2000年 高山市にて"kino workshop" として活動を
work 始められました。
shop
2007年 自宅兼、工房として、飛騨市古川町太江に
活動拠点を建設

片 岡 清 英 さん・紀 子 さん
御夫妻で経営なさってみえます。
ご自宅兼、工房ということで、
実際に生活なさっている
ご自宅にあげていただき、
御主人の
片 岡 清 英 さん
にお話をお聞きしました。
木の香りが心地良いです。
一階に工房があり、2階は居住スペースになっています。

どっしりとした、むく板の
テーブルに案内され、
椅子に
腰掛けてテーブルに
触れてみると、
あたたかい温もりを
感じました。
自宅と工房を一緒にしたのは

工房めぐり
などでみえたお客様に、
昨年11月に行われた
「飛騨の木工房めぐり」
暮らしている家具を見てもらいたい
という気持があったからだと
片岡さんは言われます。
ご自身の作った家具と暮らし、家具が変わっていくのを
感じながら過ごすのは楽しく、いたるところにあるキズ
にも愛着が湧き、思い出となるのでしょう。
木の家に暮らす私達は、柱に背丈を刻む、節句の歌の
ように誰しもが何気なく心に持っている感覚なのではないでしょうか。
片岡さん御夫妻は、木との会話がとてもお上手です。
建築関係にお勤めだった奥様は、家造りも小さな小物や
家具を作ることも、同じだとおっしゃっています。
片岡さん曰く「奥様のほうが作るのが上手くて」
と、嬉しそうに話してくださいました。

”木”のように温かい日常を
お過ごしなんだと感じられます。

現在手がけてみえる物は、
家具---テーブル・イス・書棚などや小物です。
<入れ子の器とmarusara >

販路は、
「お客様との会話を大切に
してますので、ホームページ
で販売しメールで終わらせる
販売はしたくないと思っています。」
と片岡さん。
<おにぎりこども椅子>
触れて温かみを感じる事は、家具も人も同じなんでしょうね。
現在のお住まいは、飛騨市古川町太江です。
外観もおしゃれな、黒い方流れ屋根のお家です。
ハーフセルフビルドで造られたそうです。
*ハーフセルフビルド---自分に出来ない部分のみをプロに任せ、
残りを自分でする方法です。
プレカットで建ち前を一日で行い
大工さんと一緒に、壁や造作などを手がけたそうです。
*「プレ(pre)=あらかじめ」 「カット(cut)=刻む」
*プレカットとは、柱・梁・桁・土台などの構造材を、現場に搬入する前
にあらかじめ専門の工場で「仕口」や「継手」を刻み加工してくれる
サービスです。
お家まで手作りされる片岡さん、
いつ頃から木に魅了されたのでしょうか、お聞きしました。
片岡さん「旅行が好きで、手造りの世界には興味がなかったんです。
興味がなければ、自分にとっては無い世界なんですよね。
でも、30歳間際で木工の世界に魅了されました。
岐阜県立高山高等技能専門校に通い
初めて作ったものは、丸太を彫った物なんです。
生の木はやわらかいんですよ、簡単に彫れてしまうんです。
面白くて、その時からでしょうか、
木工の世界に魅力を
感じたのは、
その後、
清見の家具メーカーさん
で6~7年勉強をして、
2007年に飛騨市に
落ち着きました。
飛騨の家具は
有名ですよね。
ここ飛騨は、
作る場所なんだと思います。」
飛騨の匠については、応援隊も、御紹介させていただいていますが、
匠の技というのは、全国でも大変有名です。
飛騨の地で勉強したいと希望される方が沢山集まってみえます。
片岡さん御夫妻もそんな飛騨を魅力的だと思ってくれた方々です。
雪深いこの地を新天地とされ、楽しみながら生活をしてみえます。

焼き物もお好きで
キッチンの
食器棚には、
おしゃれな器が並べられ
ていました。
中が見える食器棚です。
並べてある姿も、美しいです。
生活空間なのに、
まるでアトリエのようです。

片岡さん「いつも使っている
お皿なんですよ。」
と、木のお皿を見せて
くださいました。
プラスチックとはちがい、暖かいお皿です。
小さな子どもさんでも安心してお使いになれると思います。
丸い器は、加工が難しそうですが、
一般的には”ろくろ”でまわして加工するそうです。
木の目にそっていない縦のキズがついてしまうので
片岡さんは、独自の加工でそのキズをつけないように
器を作ります。
「木をキレイにみせてあげる」
が片岡さんの木への愛情なのです。
片岡さん「木には、木目がありますが、家具でも色をつけて
しまうとその美しい木目は消えてしまいます。
木目をかくさない、「木たち」本来の顔をいかに引き
立たせてあげられるか、その木にあったデザインで、
自分にしか出来ない物を作る事にこだわっています。」
オイル仕上げで、木目が出るのが、"kino workshop" さん の
こだわりです。

同じ木目の木が
ないように
片岡さんも、自分にしか
できない物を作っています。
自分の好きな物を、自分の手でつくる
「作るのが、ただ、好きなだけなんです」
と、片岡さん
デザインは、ご夫婦で思いついた物を
形にしているそうです。
図面だけでなく、実際に作って確かめて
商品化しています。
作った時にでる”木端(こっぱ)”を
燃やすのに戸惑うこともしばしば、
燃やしてしまうと、「あの時の木があれば…」
と後悔してしまう事があるからです。
自分の手から生れた作品は、木端であっても、
その部分までもが作品なのでしょうね。
木のお話をされる時の片岡さんの表情は、まるで恋でもされて
いるのでしょうか、と思える程の笑顔です。
優しく手の中で作品を包み込みながら、
ゆっくりと話されるお話は、とても楽しいものでした。
2012年 5月26日(土)~27日(日)
松本市 「あがたの森公園」にて
第28回 CRAFTS FAIR MATSUMOTO 2012
が開催されます。

毎回クオリティーの高い作品が並べられています。
今年も、お気に入りの一点が見つかるかも。
自然の中に、木で出来た家具が沢山ならんでいます
ので、ゆったりと歩きながら、探すことができます。
プロのクラフト展をご覧になってみてはいかがでしょうか。
-kino workshop-
〒 509-4211
岐阜県飛騨市古川町太江 490
TEL/FAX 0577-73-6212
URL / http://www.kinoworkshop.com/index.html
*この記事は緊急雇用創出事業を活用して作成されました。