クローズアップ企業(2021年度版) 飛騨農業協同組合

FEATURED COMPANY 03

飛騨農業協同組合

JA HIDA

疲れていても生産者の方からの
労いの言葉が
モチベーションに

1st今の職についたキッカケ

 実家が農家なので、〝農協〟は小さいころから身近な存在で、小さい頃から自然に関わるようなことがしたいと思っており、高校のときに進路は決めていました。元々地元に愛着があったので飛騨で働きたいという思いがあり、その中で多様な事業を通じて地域に貢献するJAひだに魅力を感じました。生産者により近いところで働きたいと思っていたので営農事業を希望して入組し、自分に興味のあることを毎日学びながら働いておりとても面白いです。

2ndお仕事の内容は?

 主に、米穀担当として育苗センターやカントリーエレベーターという乾燥貯蔵施設で業務を行っています。育苗センターでは、生産者のみなさんが田植えをする水稲の苗作りをしています。カントリーエレベーターでは、生産者の収穫したお米をお預かりして、乾燥・調整を行って出荷できる状態にしています。

3rd印象深いエピソード

 農繁期は特に忙しくなり、疲れが溜まる時もありますが、生産者の方から感謝や労いの言葉をかけていただけるととてもやりがいを感じ、自分のモチベーションにもなります。また、春の育苗センターで種まきした苗が秋までしっかり育っているのを見ると安心しますし、嬉しくなります。

4th大切にしていること

 育苗センターもカントリーエレベーターも扱う量が多いため、1つのミスが大きな品質事故につながり生産者に迷惑をかけてしまいます。正確な仕事をするためには、知識や技術が必要であるため、先輩職員のやり方をよく観察し、疑問点を質問しすぐに解消するようにしています。また日々の会話から学べることも多いため、生産者をはじめ様々な人とコミュニケーションを取ることも大切にしています。

5th息抜きの方法

 小学生の時から中日ドラゴンズが好きなので、シーズン中はテレビやネット中継を見て応援しています。近年は低迷していますが、飛騨出身の選手が入団して楽しみが増えたため、ますます応援に熱が入るようになりました。あとは登山が好きなのですが、最近は日程が合わないのでまた時間を見つけて山にも行きたいです。

6th学生へのメッセージ

 自分を見つめ直す大切な時間であり、自己成長のきっかけになるのが就職活動です。思うようにいかず、不安になることもあると思いますが、何をやりたいのか、どういう社会人になりたいのか、しっかりと考えることが将来につながります。周りと比較するのではなく自分の目で見たり、聞いたりして悔いのない選択が出来るように頑張ってください。
 学生のときは無駄に感じることが多いと思いますが、後から役に立つことってたくさんあります。何をするにしても嫌嫌やるのではなく、なにかしら楽しいと思えることを見つけて、取り組んでみて欲しいと思います。