クローズアップ企業(2024年度版) 濃飛乗合自動車株式会社 神岡営業所

企業のヒーローにインタビュー 企業のヒーローにインタビュー

INTERVIEW 02

濃飛乗合自動車株式会社 神岡営業所

Nohi Noriai Jidosha

後輩ヒーロー
下萩さん
入社5年目
食肉業者からの転職
現在バス運転士として勤務

先輩ヒーロー
竹本さん
入社17年目
観光バス運転士からの転職
現在運転士兼運行
管理者として勤務

◇お仕事の内容を教えてください。

下萩  出勤したらまずバスを点検します。安全な運行のために細心の注意を払います。点検が終了すると、交番による毎日違うダイヤを運行します。バスの運転中は、お客様の当たり前で何気ない日々のほんの一部の時間ですが、快適に、ちょっと素敵な時間になるよう努めています。運行から帰ってきたら、バスの点検をして業務は終了です。運行後は運転士同士で情報交換したりもします。

◇今のお仕事に就いたきっかけは?

下萩  私の場合、前職を辞めてから、さて何をしよう?と考えました。これ!というものがなかったので、とにかく大型免許を取得してトラックに乗れるようにしよう!と思いました。...が、よくわからず、二種免許を取得したのです(笑)その時に一緒に免許を取った仲間が当社のことを教えてくれました。説明会に参加し「とにかくやってみるか!」と、そんな感じで入社したのです(笑)何でもやってみないとわからないじゃないですか。

◇あなたの個性は?

下萩  手先は器用です!あとは真面目なフリでしょうか(笑)妻には「鈍感」と言われます。私は繊細だと思っているのですが(笑)私は未経験からの入社で、それまで小型車しか運転したことがなかったので、最初は大きなバスの運転が怖いと感じていました。自分ひとりで運行するまで3・4ヶ月かかりましたが、なんでもやってみよう!という気持ちで、先輩に教えてもらいながら、練習し、今に至っています。

◇先輩EYE'S

竹本  彼が入社した時の研修担当が私でした。研修中に彼の運転に付いていたのは私が一番多かったと思います。確かに、最初は未経験者なのでぎこちない運転でしたが、研修で経験を積んで、徐々にコツを掴んできたようです。当社の研修は自信がつくまで誰かがきちんと付いていますので安心して研修に打ち込めます。今ではバスを手足のように操っていますよ!

◇わたしの成長HISTORY

下萩  エピソード①...新人の頃、大雨の中での運行中、降車するお客様に「止まり方が荒い」とご指摘を受けたことがありました。初めてお客様からいただいたご指摘だったので、意外と落ち込んでしまいました。でも一緒に乗車してもらっていた先輩に「お客様が言うなら、お客様の言う通りだ」と言われ、自分なりに良く考え、次に生かそうと思うことができました。落ち込み過ぎないというあたりに「鈍感力」が効いているのかもしれません。
下萩  エピソード②...実は、「できない」「苦手」と思ったことがあまりないんです。しかし、「こんなこと自分にできるかな?」と思うことはたまにあります。そういった時でも、毎日考え、繰り返すことで、少しずつ「あれ?」と気づくことがあります。それを実務に生かしていく毎日です。先輩には「丁寧な接客」を心がけるよう言われています。丁寧な接客は、お客様の安心、安全の為にもなりますし、それが後から自分に返ってくることにもなります。入社してから様々な面で成長していると感じますし、今後も成長していきたいです。

◇お仕事の内容を教えてください。

竹本  私は、運転士の仕事と運行管理者、整備管理者などの管理の業務も行っています。ダイヤが変更になる時の運行行路も私が作成しています。
 1日に運転士が運転できる時間や休息時間は法律で決まっています。定められた時間や運転士の経験などを考慮して運行計画を作成しています。当社は未経験で異業種から入社される方が多く、私たち先輩がその人に合わせたスピードで研修を行うので、安心して入社してきてください!定着率がよく雰囲気もアットホームな職場ですよ。

◇今のお仕事に就いたきっかけは?

竹本  前職は観光バスの運転士をしていました。睡眠時間がなかなかとれず体調面で不安が出ていた時、濃飛バスに勤めていた親族から、神岡営業所で運転士を募集していることを聞いたのがきっかけでした。公共交通は市民の足になります。特に神岡地域は高齢者が多く、運転免許を返納された方も多くいます。そういった方の生活の一部になっていると日々感じていますし、労働環境も良く、給与面や福利厚生面でも転職して良かったと思っています。

◇あなたの個性は?

竹本  実は私、営業所で一番勤務年数は長いのですが、一番年下なんです(笑)でも、運転士と運行管理を任されており、責任感は強い方だと思います。ただ気が短いところがありますね(笑)少しでも時間があれば仕事をしていたりします。バスの運転士はお客様を安全に目的地に送り届けることが使命です。所員みんなが安心で安全な運転ができるよう、人材育成や毎日の安全管理に気を使っています。

◇後輩EYE'S

下萩  「あれ?さっきまであの仕事をしていたのに、今度はこっちで仕事をしている!」ということが良くあります。先輩は本当に多種多様な仕事をしています。難しい仕事をし、それをこなしてしまうので皆に頼られる存在です。人の何倍もの仕事をこなしている、誰よりも職場を守ろうとする尊敬するヒーローです。

◇先輩ヒーローからのメッセージ

竹本  実務面ではお客様の安心・安全を第一に考えています。「働く」という大枠で言うと「生活のため」というイメージがありますが、それだけではないと思っています。電車が通っていない神岡地域では、バスやタクシーは地域の皆様の足になります。ですから、運転士の育成や安全管理は最も重要です。現在、年4回の交通安全運動の一環として安全講習や訓練を行っています。緊急時の対応は普段から訓練していないとできません。また、運転士の健康状態や道路状況を把握し、安全な運行が出来るか判断しなければならない場面では、お客様の命を預かっているので、強い使命感をもって仕事に臨むようにしています。当社は、長く働いている方が多い会社です。社員同士で情報交換をしたり助け合いながら業務にあたっています。最近では女性の運転士も増えてきており、新しく建設している事務所は女性にも優しい職場になる予定です。