クローズアップ企業(2024年度版) 有限会社 吉城環境管理センター

企業のヒーローにインタビュー 企業のヒーローにインタビュー

INTERVIEW 05

有限会社 吉城環境管理センター

Yoshiki Kankyo

後輩ヒーロー
島田さん
入社6年目
事務職からの転職。
現在総合技術課にて勤務

先輩ヒーロー
熊崎さん
入社15年目
水道設備工事業からの転職。
現在総合技術課にて
課長として勤務

◇お仕事の内容を教えてください。

島田  私は現在、浄化槽の維持管理、下水道施設の維持管理、一般廃棄物の収集・運搬などを総合的に行う総合技術課で仕事をしています。スタッフが休んだりするとヘルプで他の課の仕事を手伝うこともあります。現場へは2・3名のグループで行き、リーダーを中心に作業を行います。

◇今のお仕事に就いたきっかけは?

島田  前職は金融関係の事務職でした。その時は、時間が不規則で、帰宅が遅くなることが多くありました。父がケガをして、長期入院をした為、そのタイミングで、夕方早めに帰れる職場を探していました。当社は地域の環境整備事業をこの土地でずっと行っている会社で、ゴミ収集などで地元の人ならみんな知っている会社です。私も当社を身近に感じており、転職にいたりました。

◇あなたの個性は?

島田  長所は黙々と仕事に取り組めるところです。例えば草むしりのような単調な仕事でも続けることができるところだと思います。短所は、行動が遅いことや気が利かないところです。2・3名で行う業務の時に、他のメンバーはこう動いてほしいと思い作業していても、自分がそこに気が付けないことがありました。夕礼で反省会があり、そこで意見をいただき、振り返りをします。経験を積む中で少しずつ覚えていけるよう努力しています。

◇先輩EYE'S

熊崎  彼は「一生懸命」では課で一番です。技術面が苦手と言うけれど、指示されたことに一生懸命がむしゃらに取り組める。そこを評価しています。その一方で確かに不器用な一面もあります。チーム作業が多いので、周りと協力して視野を広く持ち、自ら考えていけるよう期待しています。

◇わたしの成長HISTORY

島田  エピソード①...この課にきた最初の頃、店舗へ訪問し、厨房の排水管洗浄をした帰りのことです。お店の方から、「一緒に来た方は管理者ですか?」と聞かれました。先輩は先に帰られていたのですが、お客様より「説明から、原因究明、アフターフォローまでとても分かりやすかった。あなたにとって厳しい先輩かもしれないけれどすごい人だからしっかりついていきなさい!」と言われました。確かに私も先輩の仕事を見ていて、ここまで「最後まできっちり」やられる方は先輩が群を抜いていると思っています。私は現在5年目で、先輩のおかげでようやく施設を任せてもらったりしています。これからも精進していきたいです。
島田  エピソード②...前職が事務系だったので、どちらかというと文系よりで理系は苦手でした。私の所属する総合技術課は浄化槽施設の維持管理からビルメンテナンス、機器修繕など幅広い業務を行うため、様々な資格が必要となります。私は異業種からの転職だった為、入社してから勉強を始めました。こつこつやることができる性格なので、筆記は問題なかったのですが、実技に苦戦していました。しかし、同期入社の社員と一緒に実技の練習をし、2人とも試験に合格することができました!1人では実技の勉強がなかなか進まなかったかもしれないと思うと、仲間がいて良かったと思います。

◇お仕事の内容を教えてください。

熊崎  私は総合技術課で課長を務めています。業務は、浄化槽の維持管理、下水道施設維持管理、貯水槽点検・清掃住宅、店舗の排水管詰り除去・高圧洗浄業務、そしてマネジメント業務です。総勢13名の課で、その中でベテランが3~4名という若手が多い部署です。メンバーそれぞれの個性や経験を考慮し、どの現場に誰を配置するのかということを私が決めています。

◇今のお仕事に就いたきっかけは?

熊崎  前職は水道設備の仕事をしていました。
 将来のことを考え、安定した職に就きたいと思い、ゴミ収集の仕事を通じて当社のことを知りました。最初は当社についてはゴミ収集しか知りませんでした(笑)入社してから、様々な地域に関わる業務があることを知りました。入社後は覚えることがたくさんあり、とにかく見て覚える!そして、わからないことは本を開いて自分で勉強しました。結局ゴミ収集は一度も行かず、現在の課で15年目を迎えました。

◇あなたの個性は?

熊崎  どんな業務に対しても責任をもって行い、周りを見て業務を遂行することができると思います。その反面、熱くなりすぎるところもあるので、冷静さをもって取り組みたいと思っています。仕事が好きなので、つい自分ならこうする!という意見を言ってしまうところがあり、管理者としても日々勉強です。技術面では前職の水道設備の経験があるため、給排水の構造や機械装置の知識などが業務に生かされています。

◇後輩EYE'S

島田  私の性格上、注意されると萎縮してしまいますが、自分で内容をかみ砕いた後は、次に生かそう!と思えます。業務の性質上、危険な事もありますし、事故を防ぐ為に、厳しく言ってもらった方が頭に残ります。事故を起こしてしまえばもっと迷惑がかかるので...。現在は施設の業務を任せてもらっているのも、厳しく指導していただいたおかげだと思っています。

◇先輩ヒーローからのメッセージ

熊崎  「お客様や地域の為に働く」ということを意識しています。下水道施設は水を綺麗にする施設です。施設の維持管理ができていないと汚い水が川に流れることになります。ゴミ収集の仕事にしても、僕らがやらないと地域がゴミだらけです。マンホールもいつ何時詰まるかわかりません。地域の為に働くということは、自分や大切な人の生活の為にでもあるのです。私にも先輩ヒーローがいて、とても厳しい方でしたが、自ら進んで動く尊敬できる先輩でした。昔はそんな先輩の背中を見て、とにかく自分で勉強する日々でした。今では管理職です。責任ある仕事が多い業種なので、人材育成の面ではトライアンドエラーの日々ですが、課長同士、社員のどこを伸ばしていけるか話し合いながら、私たちも切磋琢磨しています。