『資金繰り表 Tシャツ』プレゼント企画スタート!

飛騨市ビジネスサポートセンター(以下ひだサポ)では、飛騨市内の中小企業者の資金繰り支援の取り組みとして、「資金繰り表」 を作成した事業者さん先着100名に、オリジナル『資金繰り表Tシャツ』をプレゼントする企画を開始しました。

「資金繰り表」は、確定申告する際の決算書や帳簿と違い、作成する義務がないために、小規模事業者で作成している会社やお店は、全事業者の10%程度と言われています。

「資金繰り表」を作成してなくても困らなければいいのですが、新型コロナウイルスでは、多くの事業者が資金繰りの影響を受けました。

ひだサポでも、今年3月中旬から4月にかけて、市内事業者の方々から20件以上の資金繰りの相談を受けましたが、相談を受けたすべての事業者の方が「資金繰り表」を作成しておらず、手持ち資金でどれだけ事業が継続できるのか、どのくらい借入をしたらいいのかも経営者自身が分からない状態でした。

自分の会社やお店の「資金繰り表」を作ることで、『見えない不安を見える不安』に変えることが出来るようになります。

もし資金が不足する場合でも、いつ頃、いくら足りなくなるかが明確になるので、そのために何をしなければならないか事前に対策が打てるようになります。
また、お金の心配をしないことで、事業に集中できて、お客様や取引先、従業員のことを考えてあげられるようになります。

こうした状況を踏まえ、飛騨市内で「資金繰り表」を作成する事業者さんを増やしていくために、古川町商工会、神岡商工会議所、飛騨市商工課が協力のもと、本企画を実施することになりました。

Tシャツは、「資金繰り表」をイメージしてデザインしており、「アート系」と「グラフィック系」の2種類あります。

ひだサポのロゴデザインや、昨年9月に飛騨市でデッサンセミナーの講師をしてくれたグラフィックデザイナーの井戸誠典さん(岐阜市出身)がデザインしてくれました。

昨日、記者の皆さんが取材に来てくださり、今朝の新聞(岐阜新聞県内版、中日新聞飛騨版)に掲載いただきました。(モデルの一人がおっさんですみません^^;)

記者さんに、「こういう取り組みは全国でもあるのですか?」と尋ねられましたが、私の知る限りは、「全国初」の取り組みです。
と言うか、そもそも中小企業支援の中で、「資金繰り表」を作る習慣も、教える習慣も、学ぶ習慣もないのです。

元商工会議所の経営指導員だったので、商工会や商工会議所で会計帳簿や確定申告を指導していた立場から言うと、帳簿や申告は義務なので教えざるを得ないのですが、「資金繰り表」は義務ではないので、事業者さんから求められない限り、教えることをしないのが現状だと思います。

先日、知人の税理士さんに「税理士さんはなんで顧問先の資金繰り表作成支援をしないの?」と尋ねてみたら、「税務申告」が目的になっているので、それ以外のことをしない人が多いことと、「税理士試験の科目に資金繰りに関する内容がないから、資金繰り表を知らない、作成できない人もいっぱいいると思う」と聞いて驚きました。

金融機関の方は、「自分たちの内部決裁のために、融資先企業の資金繰り表を作成することはあるけど、企業さんが自分で資金管理できるようになるため作る発想はない」と教えてもらったことがあります。

要は事業者さんは自分で、自分の会社のお店のお金を管理しないと、誰も見てくれてはいないと言うことです。

そんなことを事業者さん自らが自分で出来るように応援していくのが、今回の飛騨市での取り組みです。

『資金繰り表Tシャツ』がきっかけとなり、市内の多くの事業者さんが、資金繰りに困ることなく、事業に集中できる状況を自分で作って行ってほしいと願っています。

本企画にご理解、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
大事なのはこれからですね。辛抱強く、「資金繰り表」を作成してくれる事業者さんを増やしていきましょう。

以下の英文は、両方のTシャツに書かれている文章です。
デザイナーの井戸さんが、デザインとともに、こんなメッセージを込めて描いてくださいました。

● STEP BY STEP
 → 一歩一歩、一日一日、着実性

● Get (have) a grip (handle) on reality
 → 現実を把握する

● The good leader keeps his ear to the ground and will know when real doubts are growing.
 → 良きリーダーは、常に動向を把握しており、現実に懸念が生じつつある時は察知するものです

※本企画は、飛騨市内の事業者さんだけを対象にした取り組みです。 

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