interview01
水川耕介Kousuke Mizukawa

Q1:なぜ農家の道を選んだのですか?

前職は、愛知県で自衛隊の職に就いていたのですが、任期を終えて飛騨に帰ることを考えていた時、ちょうど河合村で新しい畜産センターを設立する計画が始まりました。そこの立ち上げメンバーに誘ってもらったことが、畜産農家を始めるキッカケになりました。センターに10年間勤務させていただき、3年前に自分で新しく牛舎を建て独立をしました。僕の場合は、どうしても畜産の仕事がしたい!そう思って始めたわけではなくて、父が畜産を営んでいた事もあって身近な仕事でしたし、何よりタイミングが良かった。人の縁に恵まれて流れに身を任せたら、ここにたどり着いていた感じです(笑)

Q2:飛騨市に就農してみて思うことは?

飛騨牛は、先輩たちが大切に育ててきたブランドで郷土の誇りです。業界全体で支え合い、盛り上げていく努力を日々しています。仲間や先輩がいるので、自分ひとりでこの仕事をやっているという感覚はありません。肥育農家の仕事は、可愛がって育てた牛を最後には出荷します。可哀想だと思う人もいるかもしれませんが、市場で高く評価されるということは、立派に健康に育ててきたことが認められたということです。スーパーに並んでいる安い牛肉は、単なる商品として機械的に飼育された牛の肉がほとんどです。だけど、本当に美味しいお肉は、健康的に幸せに育った牛のお肉なんです。喜んで大切に食べてもらえるということは、牛たちにとっても幸せなことだと思っています。

Q3:今就農を考えている人へ、メッセージをお願いします。

力仕事ばかりだと思われがちな仕事ですが、飛騨は畜産のメッカで、先輩や仲間がたくさんいます。すべてを一人でこなす必要はなくて、大変な時はお互い様。助け合えるのも強さの一つだと思います。 飛騨市では畜産農家を営む人が多くはないので、その分、一人ひとりへのサポートがとても手厚いです。独立をしたのは僕自身の強い意思でしたが、独り孤独に事業を始めた感じは全然なくて、周囲の理解やサポートのおかげで安心して事業を始められて、今も継続する事が出来ています。 好きだけじゃ続かない仕事ですが、好きじゃなければ続けられない仕事でもあります。この地域の組合は、アットホームでみんな面倒見が良いので、安心して飛び込んできてください!

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飛騨市で応援する就農はコレ!