企業ステーションHida

市長対談 2023

ヒーローの条件を探せ!飛騨市で活躍するヒーローに聞いてみた!
都竹淳也 (飛騨市市長)
田端一盛 (株式会社東洋 代表取締役
中島聖音 (飛騨神岡高校)
上野七海 (飛騨神岡高校)
小瀬龍飛 (吉城高校)
谷端彩 (吉城高校)

大変=辛いじゃない!
キーワードはポジティブ、前向き!

中島最初に都竹市長と田端社長の、長所と短所を教えてください!

田端そうですね、長所であって短所でもあるのですが「考える」ことです。色々な事を考え過ぎて、悩んでしまう事もありますが、考えないと発想も生まれませんし、ポジティブに捉えています。考えることで前に進んでいると感じています。

都竹私は物事の先が見える事が長所ですね。物事を与えられると、それがこうなってゆくという事が割りと見えやすいですね。それに、物事をポジティブに捉え、何か起こった時に良い所を見つけて、それを活用したり伸ばしていく事が得意です。短所は、結論を急いでしまう所でしょうか。型にはまることが好きではないので、ルールがあると壊してみたくなる(笑)公務員にはあるまじき考えかも知れませんね(笑)

上野市長や社長という立場になって大変な事はありますか?

田端捉え方次第では全部大変ですね(笑)世の中も人もどんどん変わります。その変化に対応し、社員1人ひとりと向き合っていきたい。社長の意見が全てではなく、社員皆で意見を出し合います。自分自身はもちろん社員も成長していって欲しい。世の中の変化に対応していくのは大変ですが、私の使命だと思っています。

都竹仕事が大変かと言われると、全部大変です。しかし「苦しい」とか「辛い」と思った事はありません。体は疲れますが、これも苦しいや辛いではない。肩が凝って何ともならんということはありますが(笑)どんな事も結構面白いんです。例えば、市民からの苦情。この苦情を解消すると市民のハッピーに繋がります。それが見えると大変ではないのです。どんな事でも楽しい!面白い!そして、そこから得るものがある、そういう風に思います。

社会で求められるのはどんな力?
成長のカギが見えてきた!

谷端地方ではどんな人材を必要としていますか?

都竹自分の頭で考え、課題を見つけて、それを自分で解決しようと努力する事ができる人ですね。答えのない課題、地域によって異なる問題、それに対してどうするか自分で考えるのが今の時代。地方だけでなく、日本全体、もしかすると世界全体で求められている人材ではないかと思います。

田端当社では、社員がどうなりたいかを社員自身が考えて、それを実行していくというやり方に変えています。自分たちの会社は自分たちで創る。課題を自分たちで解決していける人材になってほしいし、そういう人に入社してほしいです。

小瀬就職する為に必要なものや大切なものは何ですか?

都竹仕事を通して、世の中にどう貢献したいかという気持ちじゃないでしょうか。多種多様な仕事がありますが、全て仕事を通じて世の中の為になっています。人の役に立つという事は全部に共通してるんです。誰かの生活を豊かにしたり、誰かの課題を解決したり、より快適な生活とか、全ての仕事には次の目的があるんです。全て最後には人が喜ぶ姿がある。それらを感じられる気持ちをしっかり持っておくことが就職する方に求められる力。皆さんがもともと持っている、人を喜ばせるために何かしたいという気持ちが大切だという気がします。

田端私が身につけた方がいいと思うのは「生きていく力」です。例えば、お金の価値を知る事。お金の価値が分からないと、何かを手に入れた時にその価値を評価できません。学力ではない所でPR出来ることを身に着けると良いかもしれません。

谷端仕事をするうえでの信条や心がけていることはありますか?

田端私は「自業自得」という言葉をずっと心に置いています。自分のした事が自分に返ってくるので、誰かのせいにする前に、自分を顧みます。当社の創立当初の社訓の中に「人間中心」というものがあります。人を中心として発展を追求していこうという意味を込めています。仕事でも生活でも、人のことを考えて行動することが、最終的には自分の為になると思っています。

都竹私は、「日日是好日」という禅の言葉が大好きなんです。雨が降っても、辛い事があっても、全てが自分にとって良い日だという意味です。どんなに苦しいことでも必ず自分にとってプラスになるんですよ。マイナスになることはまず無い。そういう風に考えると、どんな日でも、小さな幸せを見つけて、今日は良い日だったと思える。ポジティブに捉えることが私の信条ですね。同じことでも捉え方によって感じ方が変わってきますよね。

失敗はチャンス!?
私たちが今大切にすべきことは?

中島失敗した経験はありますか?そして失敗から学んだことはありますか?

田端失敗はいっぱいありますよ(笑)でも、そういう時こそ、どうしたら改善できるかを考える機会になります。そこから現状を変えていく力や発想が生まれます。失敗=悪い、では決してありません。今のうちにたくさん失敗してください!社長になってから失敗をたくさんすると大変なので(笑)

都竹私もうまくいかないから失敗だとは思いません。それを改善すれば、あとは成功しかない。失敗して終わりという事はないんです。ですが、私にも失敗した経験がありました。岐阜県庁で知事の秘書をしていた時に、知事に行っていただく場所を間違えてしまったのです。そこから本当の会場まで車で30分以上。大遅刻です。もう真っ青ですよ。すごく叱られました。でも、なぜ間違えたのかを考えると、チェックが足りていなかった。これが失敗の原因だと思い、すぐにそこを改善して仕組み化しました。ミスが起こらない仕組みを作る事が大事だと学びました。

中島そんなことがあったんですね…!私も小さな失敗を積み重ねて成功に繋げる事を意識したいです!

田端社会に出ると色々な世界があります。その中で失敗をして落ち込んだりすることもあるかもしれませんが、そんな時は「なんとかなる!」という気持ちを持ちながら前向きに進んでいってください。

都竹仕事を実際にやると、1人で仕事をするということはまずありません。周りの色々な人たちを大事にしてほしいと思います。それは多分、学校生活で友達を大事にする事と全く一緒だと思います。それぞれみんな個性が違います。そういう人たちとの協力関係の中で仕事は成り立っていきます。人を大事に仕事をしていると、幸運が舞い込んできます。こういったことは、学校生活の中で意識してみるだけでも人生の役に立つことなので、考えるきっかけにしてもらえたら嬉しいです!

【番外編】
都竹市長と田端社長からの逆質問!

田端どういう会社だったら就職したいと思いますか?

谷端私は将来の夢がはっきりとは決まっていませんが、進学後には地元で就職したいです。WEBサイト制作や広告制作に興味があるので、就職する時にそういう企業があるといいなと思っています。

上野私はパソコンを使って出来る仕事がしたいと思っているので、そういった仕事のある会社に就職したいです。あとは、人間関係が良く、風通しの良い社風の会社に入社したいです。

都竹就職先を選ぶ際、就きたい職種の会社がいくつかあるとしたら、どんなところで会社を選びますか?

中島給与面、休暇は気になります。休暇がしっかりとあり、自分と向き合う時間を持てる職場がいいなと思うからです。自分と向き合う事は、子どもたちとも向き合う事ができるということだと思います。自分の時間がしっかり取れる職場に魅力を感じます。

小瀬やはり、給与面は気になります(笑)あとは、通勤ですね、車であれば1時間圏内のあまり遠くないところがいいなと思います。

都竹給与面の話は毎年出ますね。給与がいいかどうかは、もらえる給与の金額と使うお金とのバランスなんですよね。都市部では給与は良いですが、生活で使うお金の金額も大きいんです。例えば家賃は、都市部と地方とでは倍近く家賃が違ったり。ランチも、都市部では地方の1.5倍したりします。もらうお金と使うお金のバランスを考えたときに、手元に残るお金は地方の方が多かったりするんですよ。

田端そうですね、都市部は給与が高いからと言って、必ずしも生活が豊かということはないと聞きます。都市部に住んでいると、歩くだけで様々なものが目に入って、欲しくなって買っちゃうということもありますよね。飛騨市は、目に映るのが豊かな自然なので、余計なお金は使いません(笑)しっかり考えて、必要なものにお金を使うことができますね。

このページは「飛騨市就職総合情報誌 ANKININARU(アンキニナル)vol.8」(令和6年3月発行)に掲載された内容を元にしています。