2021.01.18 新着情報

飛騨の薬草を学ぶ教養講座 「ジャガイモ」【広報ひだ2021年1月号掲載】

この時期は新ジャガが美味しい季節ですね。いろんな料理に使えるジャガイモはとても重宝します。 そんなジャガイモの実は薬草になると言われたら驚きですね。

ジャガイモとタマネギを使ったスープといえばシチューやカレーに代表されるような、割とよくある美味しい組み合わせですよね。実はこれが高血圧や腎臓病にいいのです。ジャガイモ3個とタマネギ1個の割合で薄く切って煮込んだスープを毎日飲み続けるものです。

ジャガイモにビタミンCがとても多いと聞くと意外な気もしますが100グラム中35ミリグラム含まれています。 これは野菜の中では結構多い方です。また、熱に弱いビタミンCですが、ジャガイモの場合、熱した時の減少率が低いのも特徴です。体に貯めておけないビタミンCなので、果物だけでなくこうした野菜も使って毎日少しずつでも摂りたいところです。

ジャガイモの意外な使い方としては、皮をむいて擦り下ろしたジャガイモに同量の小麦粉を加えてドロドロになるまで酢を加えてよく練り、それを布に伸ばして湿布状に貼ると、喉の痛みや扁桃炎、とびひ、火傷、便秘、膀胱炎、五十肩に効果があります。また、擦り下ろしたものを布で濾して汁を100ccずつ飲むと胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎などの炎症を抑え、アレルギー体質、腺病質に効果がありますが、酸化しやすいので服用時に作成してください。そんな手間のかかることを毎日できないという場合は、まとめて汁を作ったらコトコト煮詰めていき、残った黒い濃縮エキスを茶サジ1杯飲むか塗布すると同様の効果があります。

冬でも体に良い食材は身近にあります。うまく使って新しい年を健康で迎えましょう。

村上光太郎「薬草を食べる」より

※ひだ森のめぐみでは、薬草の乾燥・粉末加工サービスを始めました。これを機会にぜひご利用ください。

薬草加工サービスWebページをご覧ください

【お問い合わせ先】ひだ森のめぐみ 電話:0577-73-3400

村上光太郎「薬草を食べる」より

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