2020.07.15 新着情報

飛騨の薬草を学ぶ教養講座 「クズ」【広報ひだ2020年7月号掲載】

「飛騨市で薬草と言って思いつくのは?」と聞けば、間違いなく5本の指に入るのがクズ。中でも肝機能を高めることから飲み会必須アイテム、体感できる薬草として重宝されるのがクズの花です。その採れる時期を毎年心待ちにしている方も多いでしょう。

肝臓が元気だと体の軽さが違います。お酒が飲めない方も普段からクズの花を摂って、毎日の健康づくりに活かしているそうです。

クズを改めて紹介しますと、堤防など日当たりのいいところにツルが伸びて繁茂する草刈の厄介者です。お盆頃から9月中旬頃のわずか1カ月程度の期間だけ、葡萄のような甘い香りがする、赤紫色のきれいな花が咲きます。根は漢方薬の葛根湯、食材として葛粉などに使われ、体が温まるイメージがあります。ツルは先端部をお茶にして飲むと黒髪を作りますし、ツルはとても丈夫なので編んで籠などが作れます。葉も糖尿病などに効果があるので、根から先端まで捨てるところがないほどの薬草です。中でも花は短期間しか咲かず、しかも雨に濡れると茶色くしおれてしまう大変貴重なものです。色合いも大きさも良い、元気なクズの花がたくさん採れる場所を見つけたら、とても貴重ですね。

クズの花は採取した後、乾燥し粉末にしてストックするのがメジャーですが、粉をカプセルに詰めて持ち歩いているという方もいます。また、生の花の状態で砂糖水に漬けてクズの花酵母液を作ってもいいでしょう。酵母液にすると飲みやすいだけでなく、酵母菌としても使い道があります。村上先生はお酒がまるで飲めなかったそうですが、このクズの花酵母液を飲んでいたら、「人並みに飲めるようになった」と言っておられました。

クズの花が取れるのはわずかな期間。ぜひ時期を逃さず採取してくださいね。

村上光太郎「薬草を食べる」より

※ひだ森のめぐみでは、薬草の乾燥・粉末加工サービスを始めました。これを機会にぜひご利用ください。

薬草加工サービスWebページをご覧ください

【お問い合わせ先】ひだ森のめぐみ 電話:0577-73-3400

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