市では富山大学との連携事業として、和漢薬と健康をテーマにした全5回の講座を開催しています。

第3回目となる今回の講師は、和漢医薬教育研修センター長の柴原直利教授。教授は第一線で漢方治療を実践するとともに、漢方医学の教育や広報活動にも力を入れています。専門家の貴重なお話を聞けるということで、今回も多くの方にご来場いただきました。

内容は漢方医学の基本的な考え方として、陰陽、虚実、表裏、寒熱、六病医、気血水、五行論などについて、概要や症状など解説していただきました。講座の中では沢山の漢方薬の名前が出てきましたが、同じ症状でも患者の体質などを見極めて処方する薬や治療方法を決める重要性について分かりやすく教えていただき、噂や偏った知識の危険性を改めて認識できました。やはり、しっかりと正しい知識を学ぶことは大切ですね。参加者からも次回は更に深掘りした話も聞きたいとの声が多数出ており、市としては今後も専門家の話を聞く機会は提供していきたいと考えています。